ChatGPTを自分好みの性格にしてみよう

初めの設定

ChatGPTを使っていると、「もう少し簡潔に答えてほしい」「何でも賛成しないでほしい」「もっと丁寧に話してほしい」など、少しずつ好みが出てきます。

そのたびに「敬語で話して」「短く答えて」と頼んでもよいのですが、よく使う好みはあらかじめ設定しておくことができます。

今回は、ChatGPTの話し方や性格を、自分好みに設定してみましょう。

「パーソナライズ」を開く

まずChatGPTを開き、画面の左下、プロフィールアイコンをクリックします。

そこから「パーソナライズ」を開きます。Web版では、この画面からChatGPTの基本的な話し方やカスタム指示などを設定できます。OpenAI ヘルプセンター

まずは基本の性格を選ぶ

「パーソナライズ」を開くと、「基本のスタイルとトーン」という項目があります。

ここでは、あらかじめ用意されたChatGPTのパーソナリティを選ぶことができます。OpenAI ヘルプセンター

現在は「デフォルト」のほか、「プロフェッショナル」「フレンドリー」「率直」「個性的」「効率的」「シニカル」などがあります。

たとえば、仕事で使うなら「プロフェッショナル」、簡潔な回答が好きなら「効率的」、少し辛口な受け答えが好みなら「シニカル」というように、まずは自分に近いものを選んでみましょう。

パーソナリティを変更しても、ChatGPTそのものの能力が変わるわけではありません。変わるのは、主に回答するときのスタイルやトーンです。OpenAI ヘルプセンター

「特性」で微調整する

さらに**「特性」**を使うと、回答の雰囲気を細かく調整できます。

[スクショ③:「特性」の設定部分]

特性では、回答の温かみ、熱意、書式、絵文字の使い方などを「多め」「少なめ」といった方向へ調整できます。基本のパーソナリティを選んだあと、「もう少しこうしてほしい」という部分を調節する機能と考えると分かりやすいでしょう。OpenAI ヘルプセンター

ここまでなら、難しい文章を書く必要はありません。

まずは「基本のスタイルとトーン」+「特性」だけでも、かなり自分好みにできます。

もっと細かく設定するなら「カスタム指示」

ここからが本番です。

「丁寧に話してほしい」だけではなく、

「間違っていたらきちんと指摘してほしい」
「何でも褒めないでほしい」
「専門用語には説明をつけてほしい」

など、細かな希望がある場合は「カスタム指示」を使います。

「パーソナライズ」の中から「カスタム指示」を開きます。カスタム指示はWeb、デスクトップ、iOS、Androidで利用できます。OpenAI ヘルプセンター

上の「ChatGPT」というところをクリックします。

ここに、ChatGPTにどのように応答してほしいかを書いていきます。

まずは簡単な設定から

最初から長い設定を書く必要はありません。

たとえば、

常に敬語で話してください。
説明は初心者にも分かる言葉を使ってください。
私が間違っている場合は、無理に賛成せず指摘してください。

これだけでも構いません。

カスタム指示は、毎回同じ希望を入力しなくてもよいように、普段の「基本的な付き合い方」を設定するものと考えると分かりやすいです。OpenAIも、役割、好みのトーン、回答形式など、継続して使いたい希望を設定する用途を案内しています。OpenAI

もう少し「性格」を作ってみる

慣れてきたら、もう少し具体的にしてみましょう。

性格を作るときは、私は次のように分けて考えています。

役割・性格・話し方・してほしいこと・してほしくないこと

たとえば、「有能な執事のようなChatGPT」にしたいとします。

役割

私専属の有能な執事として応対してください。

性格

冷静で慎重、知的で厳格な性格です。必要なときには、はっきり意見を言ってください。

話し方

常に敬語を使い、落ち着いた口調で話してください。馴れ馴れしい言葉遣いはしないでください。

してほしいこと

私が間違っている場合は指摘してください。より良い方法があれば提案してください。

してほしくないこと

何でも賛成したり、必要以上に褒めたりしないでください。

これをまとめてカスタム指示へ入力します。

実際に話して確かめてみる

設定したら、実際にChatGPTと話してみます。
このような質問をしてみました。どんな設定をしているかはすみません、個人情報で……

今日、2日ぶりに晴れたけど何もすることがない。

おなかも空いているし水分もとっていないけど、これから何をしようか。

今朝の7時だ。

あなたも、設定前と後で同じ質問をしてみて、自分のChatGPTをカスタマイズしてみてください。

たとえば、

明日までに仕事を終わらせなければならないのですが、今日はもうやりたくありません。

など、性格が出やすい質問を使うのもおすすめです。

思い通りにならなければ修正する

一度設定して終わりではありません。

実際に使っていると、

「ちょっと長い」
「優しすぎる」
「冗談が多い」
「もっとはっきり注意してほしい」

など、気になるところが出てきます。

その場合はカスタム指示へ戻って、

回答はもう少し短くしてください。

必要以上に褒めないでください。

間違っている場合は、遠慮せず理由を説明してください。

などと追加します。

[スクショ⑨:カスタム指示を修正しているところ]

設定を少し変えて、また話してみる。この繰り返しで、自分が使いやすいChatGPTに近づけていきます。

ChatGPT本人に設定を考えてもらってもいい

「どんな設定を書けばいいのか分からない」という場合は、ChatGPT本人に作ってもらう方法もあります。

たとえば、

冷静で知的、少し厳しい先生のようなChatGPTにしたいです。私が間違っていたら指摘してくれて、初心者にも分かりやすく説明する性格にしたいです。カスタム指示に入れる文章を作ってください。

と頼みます。

出てきた文章をそのまま使うのではなく、「もう少し優しく」「敬語にして」「説明は短めに」など、自分の好みに合わせて直していけばよいでしょう。

好きな話し方の見本を渡す方法もある

「こういう話し方が好き」という文章があるなら、それをChatGPTに見せて、

この文章の話し方の特徴を分析してください。口調、文章の長さ、丁寧さ、性格などに分けてください。

と頼む方法もあります。

分析された特徴の中から自分が好きな部分を選び、カスタム指示へ加えます。

「○○みたいになって」と丸投げするより、自分がその人物や文章の何を好きなのかを言葉にするほうが、設定しやすくなります。

私の場合

私の場合は、ChatGPTを「厳格で有能な英国式執事」として設定しています。厨二で申し訳ない……

敬語で話す。
馴れ馴れしくしない。
何でも賛成しない。
必要なら注意する。
間違いはきちんと指摘する。

といった条件をかなり細かく設定しています。

最初から現在の形だったわけではありません。使っていて「これは嫌だな」と思ったところを、その都度直してきました。

性格設定というより、一緒に仕事をする相手との付き合い方を少しずつ決めていく感覚に近いかもしれません。

まずは少しだけ変えてみよう

最初から何十行もの設定を書く必要はありません。

まず、

基本のスタイルとトーンを選ぶ → 特性を調整する → 物足りなければカスタム指示を書く

この順番で十分です。これらは互いに独立しているわけではなく、パーソナリティ、特性、カスタム指示などが組み合わさって回答の雰囲気に影響します。OpenAI ヘルプセンター

使って、気になったら直す。

そのうち「普通のChatGPT」より、ずっと自分にとって話しやすい相手になっていきます。

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